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栗崎昇先生 花教室 

今日は花あしらい最期のレッスン。先生の高齢の為、教室という形では今日が最後。教室に向かう道中ずっと思い出を振り返っていました。

僕が栗崎昇先生の教室に通うようになったのはかれこれ11年前。アンティークジュエリーの菊池マダムに連れていかれたのがきっかけでした。お花を習うことも初めてだし、セレブの世界に行くのもびくびく。何も分からず来た子供って感じでした。そんな僕でもマダムの紹介という事でとっても可愛がって頂いて、お稽古の後はよくご飯に連れて行って頂きました。無口な先生との食事は少しの言葉と沈黙それが僕にとってはとっても居心地のいい時間でした。先生のおしゃべりを聞けるだけでうれしくて、プランタンオーナーの話やスティービーワンダーの話、蜷川幸雄さんにスピルバーグにとすごい人たちが話に出てくるからもういつも『へ〜』しか答えていなかったような気がします。

お花のお稽古では、『花とおしゃべりをしながら活ける。』『お花同士がしゃべっているかのように活ける。』最近何となく先生の言うことがわかってきた気がします。お花と向き合うとお花と自分だけの世界になれるような感じです。

先生のお茶席の設えも大好き。どんなすごいお道具でも栗崎先生にとっては栗崎空間の一部に溶け込んでしまい、空間全部の美しさにお道具の肩書を忘れてしまいます。洋も和もなく、ルールは美しいかどうかとストーリーに合うかどうか。先生の設えにはいつもストーリーがあるように感じました。まるで作家というか演出家というか監督ですね。お道具それぞれが一つのお話の役者さんのようです。

栗崎先生については語りだしたら語り尽くせないですが、いい師匠に出会えることほど人生において素晴らしいことはないと身をもって感じております。

お道具との関係も、決して自分の物ではなく預かりものであるという事を教えて頂きました。僕もいつかそんなお道具を預かれるご縁を頂けたらと精進しております。

思い出の最後はやはり先生の言葉『とかく花のいのちは短い』まさにすべてに通じる僕にとって最高の教えです。

 

とにかく色々頭のなかを駆け巡って教室の門の前まで来ました。

 

中に入ると少しは元気そうな先生とまだまだ元気な真実さん。

面白いツーショット。

今日の花材は秋。ヒペリカム、木苺の紅葉した葉、孔雀草、女郎花、菊、鶏頭、小判草、吾亦紅、手毬草という感じ。

先生のお手本は

秋ですね。枯れ行く花の美しさもいいものですね。

僕のお花はこんな感じ。最後という事もありじっくりお花と向き合いました。本当に素晴らしい時間を頂けて心から感謝をしております。学校の卒業のような気分で門出をしてきました。

次の世代として頑張らねば!!

 

 

パリレポート6

パリの朝は結構遅く7時ではまだ暗く、9時くらいから行動開始。もう明日は日本に帰国。今日は一日しっかりお仕事です。まずはお約束のボンマルシェチェック。

銀座シックスはボンマルシェを手本にしたのかと思っているのですが、アートとファッションを一緒に発信する百貨店。どうもトレンドはベーシックなエレガントカジュアル化からカラフルなファッションに移行してきている気がします。楽しいファッションがもうすぐ来そうな予感です。

続いてマレ地区を探検。今回は雑貨を探しにアトリエ周りです。パリはミラノと違って芸術肌の雑貨屋さんが多く、手作りの香りがするので大好きです。マレ地区はヨーロッパらしい放射状の道で方向感覚が本当に難しい。気が付くと同じところをくるくる回ることになってしまいます。それでも、僕のお仕事は足で稼ぐお仕事。何かないか何かないかと目を凝らしながら歩いています。おしゃれなお店。おしゃれな人。おしゃれな商品。いろいろです。今回パリを歩いて感じたとはとにかく自然派が増えたことと、何屋かわからないお店が増えているという事。お花屋さんかと思ったら雑貨屋でお洋服まで売っていたり、お洋服屋さんかと思ったらキッチン用品まで売っていたりとみんなあの手この手で頑張っているのが伺えます。

それにしても大量のショッピングバッグを下げて歩いている人はほとんどいないですね。ちょこちょこ買いが流行っているのかも。まあサントノーレの高級エリアに行けばこれまた違った雰囲気になるのですけどね。それにしても癒し系が多いです。健康志向も世界的流行のようです。

マレのアトリエショップで可愛いフェルトのアクセサリーを発見。何気ないけどフランスの香りがします。

ちょっとしたプレゼントにいかがですか〜。

一日しっかり歩いたのでフランス最後の夕食はエピキュールのシェフエリックフレションが監修するサンらザール駅内のレストラン。

さすがの僕でも一週間ヨーロッパで食事をした最後のこれはギブアップ。

明日の夜日本に向けて出発です。

 

 

 

パリレポート5

ミラノからパリに移動日。空港についてまず荷物の重量チェック。係のいないカウンターで勝手に荷物を計量して22.9Kg。23キロ制限なのでクリアー。チェックインカウンターに行き、手荷物の数など人によっては厳しかったりするのでドキドキ。でも今回はあっさりクリアー。ミラノからパリまでは1時間40分くらいのフライト。

シャルルドゴール空港について無事荷物を受け取り、タクシーでホテルまで。これまた最近、いや昔から正規のタクシーでも怪しいドライバーがいるから気を抜けません。今回はタイ人のドライバー。ホテルの住所を告げ出発。空港からパリのタクシー料金はセーヌ川を越えると55€手前で50€の固定料金。はじめからやたらと英語で話しかけてくるドライバー『怪しい』。ふとメーターを見ると55€になっていて、『やっぱり』。会話の中にやたらと『オペラ座を越えたところだ』『渋滞がひどい』『あと15分はかかる』などと言って来るので黙って降りる時に50€を手に『川越えてないからこれで領収書下さい』。苦笑いしながら領収書を出すドライバー。本当に疲れます。でもそんなことをしている時間はありません。

ホテルに荷物を置き急いでパリ装飾芸術美術館で開催中の『クリスチャンディオール夢のクチュリエ』70周年大回顧展を見に行きました。

30分ほどの行列に並んだあと中に入ると息を吞む美しい世界。ミラノのアルマーニシロスに勝るとも劣らない雰囲気です。

クリスチャンディオールはもともと画商。そこから服のデザイナーになっていくので魯山人のような感性の巨人ですね。

ディオールがすごいのは本人の後を支えたデザイナーたちがすごい。イブサンローラン、マークボアン、ジャンフランコフェレ、ジョンガリアーノ、ラフシモンズと名だたるデザイナーがディオールから生まれ育っているというだけでもすごい。彼らの作品を一堂に集めるなんて最初で最後でしょう。歴史を追いながら展示をしてあるのでそれぞれの表現の仕方が出ているのですがそれでもクリスチャンディオールだなと思えてしまうのが、ディオールの大きさではないでしょうか。

50年前のお洋服でも今でも新しく感じるのは何なのでしょうか。これが本当に美しい服の証拠なんですね。時代を超える美しさですね。服作りの凄さもきちっと展示がしてるところにメゾンディオールはデザイナーだけじゃないという思いを感じました。

仮縫いのシーチングでも美しい。本物は出来上がったものだけじゃないんです。そこに至るまでに感性とこだわりが積みあがっているのです。既製服の時代になり出来上がったものしか見たことがない僕の世代。出来上がるまでを知るともっと楽しくなると思います。服を着るのは決して楽なことではないのです。でもお洋服ができるまでにはデザイナー、パターンナー、カッター、縫子さんなどが美しい服の為に努力しています。その人たちと一緒に美しくしさを追及してほしいです。美しい服を美しい人が着るから美しい。その為にそれぞれ努力する。そんな意識をもって向き合える服屋でありたいですね。そこには服を通していろんな人とつながれる楽しみでもあります。

そんなことを考えて次の過剰に入ると宮殿の舞踏会にでも来たのかと思うような空間です。これぞディオールのニュールックですね。シャネルがコルセットなどから女性を解放した頃に、ディオールが楽だけではダメとひっくり返した感じがまさにこのドレスたちですね。

もう完全に夢の世界です。こんな美しい服をこんなにたくさん。ディオールって本当にすごいブランドですね。忘れてはいけないのがディオールの香水。妹の為に調香師に注文した『愛のようなフレグランス』。ディオールってすごいロマンチストだったのですね。

パリ一日目はディオールでお腹いっぱいでした。

それでもお腹は空くのでサンミッシェルにある中華のMIRAMAに有名なエビワンタンを

ヨーロッパ出張の前は炭水化物を抜いていたのでそのリバウンド!!15年ぶりくらいですが、癖になります。

食べるばかりではいけないのでホテルまではセーヌ川沿いを歩いてパリを堪能しながら帰りました。

パリの夜は結構冷えます。

 

 

ミラノレポート4

ミラノ最終日。朝一番から、あのボルサリーノに行ってみました。
名前はよく知っていたけど僕は帽子をかぶることなんてなかったので街中で帽子をかぶっている人をよく見かけても全く興味も持っていませんでした。でも、昨日のロロピアーナで帽子を試着したら無性に帽子を欲しくなってしまい居ても立っても居られない。どうせ買うならボルサリーノ!!

お店の前はよく歩いているのですぐに到着。

小さなお店に綺麗に帽子が並べられています。店員の方に説明を受けながら試着してみると、あまりの軽さとかぶり心地の良さにびっくり。鏡で見ても別人のよう。たかが帽子されど帽子。専門店が長く続いているイタリアならでは。帽子のミシンも一緒にディスプレーしてあるところも職人のお店って感じでうれしくなります。

朝からうれしいお買い物をしたので、続いては帰ってすぐのイベント用のチーズなどの買い出しにEATALYへ。イタリアと言えばパルメッジャーノレッジャーノ!!しかも120カ月熟成と60カ月熟成をゲット。来週の月曜からリゾラで堪能していただけます。是非お楽しみに!!

お魚も美味しそうですが、写真だけ!!

買い物は無事終了。今回はブレラ界隈も探検してみようと思いちょっとお散歩。モンテナポリオーネにあるような高級ブランドではなくまだ若いブランドが集まっているエリアです。だからこそ面白い。

来週から始まるミラノファッションウィークの為に色々街を飾ってありました。この発想とセンスにしびれてしまいます。日本でもこういうユーモアとセンスのあるイベントをしてみたいです。リゾラで昨年から取り扱いをしているPESERICOというブランドのお店も見つけてうれしくなっちゃいました。

朝からたくさん歩いてミラノの刺激を思う存分感じ本当にすごい街だと改めて感心させられました。

今回はファッションウィークをずらして来ているので大きな展示会はないので、どうしようか思っていたらどうも靴とバッグの展示会MICAMがやっていると知り行ってみることに。

招待状も何もないままタクシーに乗って連れて行ってもらいました。案の定違うところに!!でも携帯で調べてもらって連れていかれたところはミラノの端っこ。でも万博会場のような広さのフィエラミラノ。ちなみにお洋服の展示会はただのフィエラってところなので間違えるわけです。

お洋服のイベントとは別格の規模です。お客さんもあありにたくさんいてビックリ。登録を済ませ中に入るとこんなに靴屋さんがあるのかと、つくづくお洋服屋でよかったと思いました。

GUCCIやPRADAなどのトップブランドも軒を並べているから初めての僕には衝撃的でした。やはりイタリアのシューズ業界というのはすごい力を持っているのですね。パワーのあるイベントに来れてラッキーでした。

ミラノ最後の夜はイタリアで活躍し続けていデザイナーのYOSHIさん夫妻とお食事。

ミラノに来る楽しみの一つです。今回は僕のリクエストでシーフードのお店。さすがグルメの芳さんのチョイス。

美味しいお料理と楽しいお話で時間はあっという間に過ぎちゃいました。ミラノ大好き。

帰りの車の中では芳さんとすみさんのナポリ民謡コンサート!!ああ幸せなミラノ出張でした。

明日からパリに行きます。

 

 

 

 

ミラノレポート3

日曜はお店が結構お休みなので、郊外に出てきました。

空港で車を借りていざピエモンテに向かいます。もう何回か行っているので多少の要領はわかりますが、それでも良いも悪いもいろいろなハプニングに遭遇します。車は小さいほうが田舎の細い道を走るのには便利なのでアウディ―A3クラスを手配しました。ところが受付で『アップグレードしておきました』と渡されたキーはジャガー!!

お気持ちはありがたいのですが・・・ドキドキしながら駐車場に行くと待っていたのが

ジャガーXF。とってもセレブな相棒です。出発までにカーナビのセットからスイッチの確認などなど30分くらいもがいてやっと発進!!高速に乗っていかにもイタリア人かのような気分でドライブです。

高速道路の乗り方はこの人の手の書いてあるレーンに行けば人が対応してくれるので安心。ちなみにTELEPASSはETCのこと。イタリアでレンタカーデビューする方は是非知っておいてください。

だいぶ慣れてきたのと日曜日という事もあり予定時間通りに行けました。途中アルプスにはもう雪がかかっていました。目的地の近くのマッジョーレ湖で一休み

こんなきれいなマッジョーレ湖でヨットを持てたらいいですね〜。お天気も最高で半袖で十分でした。

まずはHERNO本社に表敬訪問。

社員と一緒にご出勤。毎回思うのですがこんな景色のいいところで働けるなんていいですね。

今回は時間もあるのでちょっと気になる街ストレーザに。車で15分くらい行くとそこは高級リゾート地なのです。

そのなかでも人気の高い高級ホテル『グランド デ ジル ボロメ』をチェックしていました。

アールヌーボーの絢爛豪華なホテル。嫌いじゃないです(笑)お庭も外のプールもすごい敷地です。勝手に駐車場に車を停めても大丈夫なくらい広い敷地でレジデンスまであるホテルです。こんなところで1カ月休暇とかに来るんでしょうね!!

マッジョーレ湖をしっかり楽しんだ後は昼食。

一人前が日本のピザのLサイズ。4分の1でお願いしたいサイズです。それでもおいしいから食べちゃいました。増量まっしぐら!!

ここから車で40分も行くとボルゴセージアに。アニオナ、Colombo、ロロピアーナの生まれたカシミアの聖地です。

ロロピアーナの本社ももう何度目だろうか。変わらないスタッフに勝手に親近感を感じています。

とっても高級ですがやっぱりいいですね。ついついほしくなっちゃいます。いい物を大事に使うライフスタイルがいいですね。是非この美しい大人の世界を楽しんでみてください。

帰りはまさかのナビ電源ストップ。しかも高速のゲートを通過した瞬間に。焦った僕は高速の道を間違えてさらに焦る。高速を運転しながらナビを触っていたら復活で一安心。ミラノももうすぐというところで、ナビに従い高速を降りたらまさかの街中ドライブ。去年も同じ光景。でもその時は考える余裕もなく走った同じコースです。車線のない道路をあらけもない運転する車にもまれながらナビとグーグルマップの意見を信じたり信じなかったりして最後の15キロで今日一日分以上の神経を使いました。去年の間違いがやっと理解できました。遠回りになるけどヴェニス方面の高速に行かなければいけなかった。おかげで30分は長いドライブになったけど少し道に詳しくなりました。