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飛騨高山祭

昨年末から再開したお茶のお稽古。その一環で高山祭に行けることになりました。

外国の文化を感じるには祖国の文化を知る必要があると常々感じて、美味しいお菓子とお茶に惹かれて始めた茶道です。19歳から始めたお茶のおかげでいろんな方に巡り合い、いろいろな世界を見せてもらっています。

岐阜にいながらいまだ一度も行ったことのなかった高山祭。川上先生のご厚意に甘えて実現した高山祭&お稽古In高山寸松庵。

朝5時に集合して岐阜を出発してお稽古に行くというより修学旅行のようです。天気予報はあいにくの曇りのち雨です。文化財の山車は雨が降ったら中止なのでひやひや。

先生のお宅には予定より早く到着。朝食を頂いてから日枝神社に行き観光では見ることのない高山祭の一面。

春の高山祭は山王祭のことで日枝神社の例祭。ちなみに秋の高山祭は八幡祭。

日枝神社では地元の町内でそれぞれお役が決まっているようで子供から大人まで参加します。獅子舞も脇で3歳くらいの子が見よう見まねでやっている姿にこの地域の伝統を感じました。

そうこうしていると高山の街中からお囃子の音がしてきました。街中がお祭りです。かつては銀行なども曜日に関係なく高山祭の日はお休みだったとの事。そんな時代に戻ってほしいです。それこそ働き方改革であり地方創生なのでは。

満開の桜と山車の競演。とても素晴らしいです。街を歩いて思ったのはお祭りなのに露店ではなくレストランやお菓子屋さんみんなが自分たちの軒先に即席のお店を出しているのです。露店が並ぶのもいいけれど、自分たちの街のお祭りという感じです。

先生のかつてのお勤め先の2階でからくり奉納を見せて頂きました。こんな特等席に感謝感激。下を見たらこんな感じです。

外国人の多さにびっくり。この日本の文化を守り続けてほしいです。かつて金森長近が治めた安土桃山時代から脈々と受け継がれている文化が400年経った今なお人々を魅了し続けているのです。今回これをすべて案内して下さっている川上先生はなんと金森家に仕えた町年寄のお家柄。世が世ならとんでもないことです(笑)

満開の桜のもと高山祭を堪能した後は先生のご実家の二木酒造にお邪魔して酒蔵見学。

何度も来ている高山でも全く新しい高山を見せて頂けました。やはり観光だけではここまでは見ることができません。ご縁に感謝感謝です。

先生のお宅に戻りお茶事のお稽古。お着物を着せてもらってお正客を仰せつかり貴重な体験。なんて充実した一日なんでしょう。

誰がどう見ても道楽息子。自他ともに認める道楽息子。小学校4年生の頃に授業参観で自分の夢を『遊び人になる』と宣言した僕。

さらなる高みを目指して頑張ります。

 

 

 

 

 

飾花の会 廣誠院

今年から年2回になった飾花の会に行ってきました。場所は京都オークラホテルの隣の廣誠院。

朝一から岐阜でお茶会に出席してそのまま京都に向かってお花のお稽古。なんて優雅な一日なのでしょう。

玄関を通ってお部屋に入ると菊玉の久寿玉が風神雷神図屛風の前に

ダリアにスカビオサなどなど花が素晴らしい笑顔でお出迎え。ハッと息をのむ美しさです。見とれてしまった僕は先生に挨拶をする前に固まってしまいました。
先生に挨拶をして奥を見るとピンクの久寿玉。その中にデルフィニュームの青が色を引き立てています。

レースフラワー、エビデンドロビウム、ダリア、菊、まさに久寿玉。長寿を祝い願う華やかな設えです。

その脇床に杉玉と宝尽くしのぶりぶり香合。ぶりぶりは車輪がついた子供の玩具を表千家家元覚々斎が香合に仕立てたのが始まり。

5月の男の子の節句のお祝いに送る物がいつからかお正月飾りになったみたいです。

ぶりぶり香合も煌びやかなものはよく見かけますがこれは外は素朴で開けると煌びやか。まさに栗崎先生好みです。

床の艶やかなピンクの久寿玉と脇床の素朴な杉玉と香合がまさに詫び寂びといいますか陰陽といいますか。

奥のお茶室に入ると大花延齢草。長寿を願うかのような設え。

そして奥の間には東海南山福寿多 宙宝宗宇の書

『福、東海の如く、寿、これ南山なり。』福は東海(東シナ海)へ流れる水の王に長く永遠に流れ、寿は終南山に生える松の様に老いることはない。そしてこの牡丹のいれてある三重切りの花入れの切り口が〇△▢。

素晴らしいお道具がまさに役者の如く見る人を考え楽しませてくれる空間です。

知れば知るほど引き込まれていく栗崎先生の世界。

この後は楽しいお茶タイム。嘯月の銘を『軒端の月』という焼蕨。

今日も本当に豊かな一日を過ごさせて頂けました。

 

la casa di M

ヨーロッパ以来のブログ更新です。

3月に2年がかりで構想を練ったサロンが出来上がりました。やっとブログでご紹介させて頂きます。

名前は『la casa di M』です。

みんなのM

モードのM

この場所の前身である丸高のM

いろんな思いがこもったMの家です。デザインは東京のリッツカールトンのパーッケージデザインなどをされたルーツの和田了さんにお願いいたしました。

まだまだ駆け出しのメンバーですが、このサロンを社員、お客様、メーカー様、ご近所様などなどリゾラを支えて下さっている方々に楽しんで頂けるようにいろいろな形に使えるよう作り上げていきたいと思っております。展示会、パーティー、講演会、ファッションショーなどいろんなイベントに挑戦していきます。そして、何より文化を楽しんで頂けるような場所にしていきます。

かつてサンモトヤマの茂登山長一郎さんがファッションを戦後の日本に持ち込まれた時にモノだけじゃなく文化も届けなくてはいけないと考えられたそうです。僕もその志を継げたらと思っております。

杮落しイベントとしてミラノでご活躍しているYoshi Funabashiの秋冬コレクションの展示会をさせて頂きました。普段は商品が陳列されていないのでイベントの時はまるでそのブランドのお店ができたみたいです。

デザイナーのお店みたいでとってもかっこがよくなりました。スタッフとも話す時間と場所ができてこれからいろいろ生まれてくる予感がします。

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

パリレポート6

パリは小雨交じりのお天気。日曜日なのでお店はほとんどお休み。でもマクロン政策のおかげで百貨店は営業時間を短くしての営業。法律で日曜営業を規制してるなんて信じられないけどでも大事なことかもしれない。日本は24時間営業がたくさんあるけどそれは本当にいいことなのかと。そこまで便利じゃなくていいのに。

日曜の朝はまずはチーズ屋さんに。食料品関係は日曜営業もちらほらあるんです。地下鉄を乗り継ぎ最寄駅から徒歩10分。途中に立派な教会を発見。ミサでもやってるかなと思い教徒でもないけど行ってみました。

ちょうど讃美歌を歌っていてとってもおごそかで温かい空気が漂っていました。端っこの席に座りちょっとのんびり。日曜の朝にこうやって歩みを止める時間はとても気持ちがいいものです。神父さんの言葉は全く分からないけど、みんなお互いに握手をし始めて僕も周りの人と握手。見ず知らずの人たちと握手するなんてと思うけど、なんだかこの人間らしさがいいですね。ぬくもりを感じる落ち着きというかなんというか。一休みして人と向き合う時間も豊かです。

寄り道でまたおもしろい体験をさせて頂けました。

お目当てのチーズ屋さん。フランスでチーズを買って外れたことはないけど、中でもQuatre Hommeはお気に入り。ロックフォール、コンテ2年熟成、トリュフ入りペコリーノ、モンドールとお気に入りを買いあさり。日本では買えない代物ばかり。お洋服は買えてもこれは買えないのだ〜(笑)一度食べたらやめられないですよ。

チーズの後は昨年末にオープンしたサンローラン美術館に行ってきました。今回の目的の一つでもあります。

もう行列!!並ぶこと30分で中に入れました。クリスチャンディオールに見いだされ、クリスチャンディオールをささえ若くして独立。クチュール学校に入ってデザインコンテストで最優秀賞。その縫製を担当したのがジバンシーでその時の毛皮部門の受賞者がカールラガーフェルドなんてすごい時代なんだろう。モードの帝王サンローランとモードの皇帝ラガーフェルドが同級生。

まずは入り口でサンローランがお出迎え。

中に入るとまばゆいくらいの美しいドレスが所狭しと飾ってありました。

50年近くも前の服でも衰えない輝き。これぞディオールに『彼に認められたい』と言わせた天才サンローラン。しかし彼の人生を見ると決してバラ色ではない。戦争で精神を病みそれ以降薬を離せない体に。そんな状態でもお洋服を作り、人気が出れば出るほど苦しくなっていく。天才ゆえのプレッシャーもすごかったようです。芸術家はやはり極度の繊細さをもっているのですね。

それにしても美しい時代の様に思います。作る人、作らせる人、着る人、認める人、それぞれの立場の人たちがみんな感性豊かな人たちだったからこそこういうお洋服が生まれてきたんでしょうね。

サンローランでお腹いっぱいになった後はシャンゼリゼに。

今日は月に一度のシャンゼリゼ歩行者天国。ただ、屋台が出るわけでもなく想像したほど騒がしくはなかったけどシャンゼリゼを凱旋門を見て歩くのもいいものでした。

そのあとはベルト工房に再度行ってベルトのデザインの相談に。昨日ふらっと行ったベルト工房が、調べたら老舗も老舗でフランスでも指折りの工房と知りまた行きたくなっちゃいました。いろいろその道ってものがあるんですね。

折角の日曜なのでもう一つ美術館をと思いピカソ美術館に行ったら長蛇の列。今日は無料開放の日だったのですごいことになっていてあきらめてスーツケース問題の処理にあたることにしました。

先日壊れたスーツケースをエールフランスと交渉していたのだけれど、時間ももったいないので新しいのを買って領収書だけをエールフランスに転送。まあなきゃ困るし買い替え時ってことで

新旧交代です。あー忙しい日曜日でした。最期の晩餐はパークハイアットで豪勢にと思っていったのですが

営業時間までまだ1時間あるということで結局ラウンジで軽食に。こちらのご縁はなかったようです。

さて明日は日本に帰国します。

 

 

 

 

 

パリレポート5

午前中の便でミラノを飛び立ちパリに!!毎回荷物の重量制限に悩まされているのですが、今回はあえて事前にスーツケース2個申請。余裕かと思いきやスーツケース一つが22.9キロ。もう一つは10キロと結果的には機内に持ち込めたのですが、まあ気持ちの安心代でした。

あっという間のフライトでパリに到着。今日は土曜日なので明日と月曜はお店が休みだったりするから午後にめいいっぱい買い付けに行かねばと気持ちは焦っていました。一つ目のスーツケースがベルトコンベアーから出てきて持ち上げて下に置いた瞬間バタ〜ンと大きな音を立てて倒れた瞬間『タイヤが壊れてるな』と思い見てみるとやはり

急いでいるときに限ってトラブル発生。でもなぜかトラブルが起きるとワクワクしてしまう僕の性格。エールフランスのサービスカウンターに行くとすぐに書類を制作。修理カウンターに行けと言われ行くとフランス語しかできない中東系のお兄ちゃんしかいない。見せると案の定『ここでは直せない』さて交渉が長くなるだろうなと予想しながらもとりあえず時間がないのでエールフランスにはメールでやり取りをすることにしてパリのホテルに。チェックインをして荷物を預けまずはスクリーブ詣で

クロックマダムを頂いて急いで問屋街に。

地下鉄もお手の物。地図も見ないで何となくこっちの方じゃなかったかと歩けるくらい。それでもお店がどんどん変化しているパリ。職人の高齢化も世界共通。小雨が降り足元が悪いのでどうしても時間がかかってしまいます。お店を見て、歩く人も見て、足元も見てと想像以上に神経が敏感になっています。でも面白いものでお客様から『探してきて』と言われると、今まで通っていた道のお店でも発見がたくさんあります。今回は『ベルトのバックル』。もう見つけたからいいのにとは思うけど、また新しい店を見つけちゃうんですね。人の意識って本当に面白いです。見ようと思っていないと見えないということがすごくわかります。同じ道を歩いても意識している人と意識していない人では全く違う見え方をしているんです。昨年ボストンに行ったときに付いて頂いたガイドさんとボストンの知人がしゃべっていた時、知人が『日本から来た母を連れて市内観光に行ったのにこんなところ見なかった〜』するとガイドさんは『それは何もシナイ観光』。意味の深いジョークに僕は感動していました。

いつも歩いているところにベルト工房があったのです。行ってみるとまさに職人のお店。フランスのその道では知れた職人だったと後からわかりご縁という力に驚かされました。意識ってすごい。

さらにパリの雑貨屋巡りを続けます。パリの雑貨屋も中国系が実に増えてきました。最近は中国系も丁寧に作るしまじめなお店もあるのでちゃんとチェックします。通りを歩く人たちも見逃しません。すかさずパシャリ。

靴もずぶぬれですがひたすら歩きます。いくつか仕事を終えたので気になっていたセーヌ川をチェック。すかさず通行人もチェック。こんな落ち着きない僕はどんな風に見えているのか心配です。

セーヌ川も氾濫するんだと改めて自然の力に降参。

今度子供のお洋服探し。子供の服はサイズがありすぎて本当に困ります。全く分からない。だから自分の家の子供のサイズばかりを仕入れてしまいます。でもかわいいです。とっても。気が付くともう夜の19時。次はラファイエットの食品売り場に行って自分の食べる食材と珍しいバターなどなどを急いでゲット。ホテルに一旦置きに帰り、夕食に。

今から入れるところはやっぱりシェ・レオン。ムール貝のココットでお腹いっぱい。

なんのしゃれっ気もないですが、美味しいのでつい来たくなるお店です。

ホテルへの帰り道ふと振り返るとオペラガルニエ。パリっていいですね。

パリは一日にしてならずです。

今回もお宿は僕の最近お気に入りのRayz Private Suites!!