<< November 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
飾花の会 栗崎昇先生に学んだ一期一会

今年最後の飾花の会に行ってきました。場所は廣誠院。ここに来るのはもう何度目になるだろうか。

かつてここは長く手付かずの廃屋に近い状態のところを栗崎先生はじめ飾花の会が使うようになりみるみる息を吹き返したお屋敷。

飾花の会に入って5年は経つだろうか。僕にとっては後にも先にもこれほどの授業はない、栗崎昇先生の感性、表現、心遣い、ユーモアを凝縮して学べる時間。茶道でも華道でも本質の部分において本来教科書もなければ口伝もない。師匠が見せ弟子が感じ取れるかどうかだけだと思う。この会に出会えたことに僕は本当に感謝してもしきれない。そんな思いで門をくぐって中に入った。

ウメモドキにガマズミの残り花。花が散り実になる、花も美しいけど実も美しい。いつか実も散り新しい芽が出ると言わんばかりの先生からのメッセージ。そしてお庭に目をやると

紅葉を待つ庭には花もない。あえてそこに菊玉をあしらってある。遠くにある菊玉。去りゆく九月の名残咲。和の中に置かれた洋のブロンズとギリシャ彫刻がまさにとらわれない栗崎昇先生の感性。

何度も見ているこの庭に、何度も見ている菊玉。だけど初めて。まさにこれぞ一期一会。今日やっと先生が教えてくれていたことがわかった気がした。そしてとこに目をやると

トカゲにカエルに蛇が柘榴の下で達磨に睨まれ固まっている様子は実に滑稽。なんの流派でもない栗崎先生の遊び。それでもどことなく美しい。

脇どこには

先生の好きなアダムとイブのようなブロンズ。そこにあるのは辛夷の実。秋は実りの季節。紅葉で表現したりもするけど、実で表現するのが栗崎先生流。花と実を活けることでときの移り変わりに気が付かせてくれる。

いろんな会話をさせてくれる設え。先生と会話をしているかのような気になって、奥のお茶室に行くと

大綱和尚の『一人在日下』なんとも正に人生はやっぱり一人なんです。どんなに悩んでも、どんなに喜んでも人生は一人なんです。その足元に稲束の一重切に吹上菊一輪。秋の表千家の設え。名残の秋です。浜菊を吹上菊というのは表千家は江岑宗左以来、紀州徳川家の茶頭であり、吹上は紀州の地名に由来するとのこと。ちなみに裏千家は加賀藩前田家であり、武者小路千家は高松藩松平家。

栗崎先生の設えは自由の中にもちゃんと表千家が入っている。そこに表現力の違いがある気がする。ただ何もなく自由にするのとは全く違う。数寄者は守破離があってはじめて数寄者なのだと思います。この菊は栗崎先生自身を写しているように思いました。

奥の間にはヤマシャクヤク。と花寄せ屏風。

野竹

松村草

群千鳥と桔梗

あえて少なめの花屏風。秋ですから。

しっかり今日のレッスンを楽しんだあとはたん熊の栗栖さんのお計らいで日曜はお休みの嘯月に特別注文。

本日は栗蒸し羊羹。お抹茶と一緒に頂け本当に有り難ひととき。

飾花の会は、本当に多くの素晴らしい方々が栗崎先生を支え共鳴し創り上げてみえた事に敬服と感謝の心でいっぱいです。

次の世代として本当に素晴らしいものを残して頂いたように思います。

会の後に寄り道した古田織部美術館で

細川護煕さんが話された『後世に残せるものは文化のみ』という言葉が今日の一日を正に言い得て妙。

 

 

 

中日新聞全国花火大会!!

台風で延期になっていた中日新聞全国花火大会が改めて長良川河畔で開催されました。

長良川の堤防に1週間前から場所取りをして準備。スタッフやスタッフ家族と一緒に観覧しました。

小さい頃は親に手を引かれてよく行った花火大会に今は子供とスタッフを連れて行くというだけでも嬉しくなります。

その親たちは花火の見えるレストランの涼しいところで見ています。

場所取りでもいろいろ試行錯誤です。場所選びも、通行人で視界をふさがれないか、邪魔になる木々はないか、トイレは近いかなどなど慎重に選びます。次にガムテープで田中と書いて場所取りします。しかし田中だけでは剥がして占拠されたので、それ以降

ガムテープで田中組と書いて場所取りをするようにしています。こうすることで剥がされるリスクが結構減ります(笑)

スタッフと家族、そして偶然ご来店頂いたお客様家族も一緒にお誘いしてみんなで花火鑑賞です。

スタッフのみならずその家族、お客様家族もみんないっしょにみれるな一緒にみると楽しさも倍増です。ちょうど満月ということもありとっても幻想的な花火大会になりました。おにぎりを食べて、冷凍ミカンを食べてワイワイ、キャーキャーなんだか昭和です。

花火が上がるたびに体に響いてくる音がとっても気持ちがよかったです。

風物詩を楽しむのはやっぱり気持ちがいいですね。あ〜もう今年の夏も終わりですね〜!!

味覚の秋を楽しまねば!!

 

リゾラスタッフ研修2日目in高山

高山2日目は市内の気になるお店を散策です。洋服屋なのか食べ物屋なのかわからなくなる研修です。

まずは世界に誇れるベーカリーショップ『トランブルー』に行ってきました。朝一番に整理券を取りに行ってきました。それでも6番。開店時間に再度訪れて待つこと15分。やっとお店に入れてもらえました。

ここはクロワッサンが有名なのですが12時過ぎにしか焼きあがらないそうで今回はバケットなどで我慢。

ちょっと時間があったので宮川朝一に。女性の購買意欲には脱帽です。

続いて高山に来たら外せないのが飛騨高山美術館。ここはアールヌーボーとアールデコのガラスと家具のコレクションがそろっています。エミールガレ、ラリック、シュナイダー、ドーム兄弟、ティファニーなど見ごたえがあります。

ラリックがパリのシャンゼリゼのギャラリーリドアーケードに作った噴水の復刻版。

このティファニーの作品も100年以上前のものとは思えないくらいの美しさです。僕の大好きな時代です。世界に技術と豊かさのバランスが一番良かった時代の様に思います。

ルイマジョレルの家具もとっても滑らかな曲線美でほれぼれしちゃいます。商品というより作品のような愛情をこめて作られているのが感じられます。大量生産の時代には生まれない逸品です。

お勉強の後は高山のちょっとはずれにあるソーセージの屋さん。

畑に囲まれた所にありとっても自然いっぱいのお店です。ここのソーセージがまた美味しい。関市にある生ハムの『ボンダボン』など岐阜県にもいろいろこだわりのお店があるのです。

午前中しっかり遊んだ後は今日のメインイベント、料亭『洲さき』でのお食事。ここは何度でも食べに来たくなるお店でしかも岐阜県最古の料亭です。このレベルを保ち続けるのは本当にすごい。

贅沢ってネガティブにとられることが多い日本文化ですが、お勉強です。背伸びしてでも贅沢を楽しまないと文化はなくなってしまうように思います。

お料理がでてくると昨日五色が原の森でガイドの松崎さんがお話していたイワナシの実を入れた寒天です。

お料理を運んで下さった女将さんに『昨日五色が原の森のガイドさんに聞いた矢先に出会えてうれしいです』とお伝えしました。見て、知って、見ると感激します。偶然の出来事ですが、みんな感激でした。素晴らしいお店は奇跡も起こす。

お料理もとっても感激です。アユも大きくなっているのですがしっかり時間をかけて焼いていみえるので頭から食べれちゃいます。美味しいのでしっぽまで全部いただいてしまいました。

伝統の技は技術も時間もかかるけど、そこにお客様の感動が生まれるようなきがします。最近は感動をすることが少ないせいか下手になっている気がします。だからリゾラのスタッフ研修は『感動する』ということがテーマです。それには知性も感性も必要です。

それらが備わったメンバーになれるよう頑張ります。

飛騨高山祭

昨年末から再開したお茶のお稽古。その一環で高山祭に行けることになりました。

外国の文化を感じるには祖国の文化を知る必要があると常々感じて、美味しいお菓子とお茶に惹かれて始めた茶道です。19歳から始めたお茶のおかげでいろんな方に巡り合い、いろいろな世界を見せてもらっています。

岐阜にいながらいまだ一度も行ったことのなかった高山祭。川上先生のご厚意に甘えて実現した高山祭&お稽古In高山寸松庵。

朝5時に集合して岐阜を出発してお稽古に行くというより修学旅行のようです。天気予報はあいにくの曇りのち雨です。文化財の山車は雨が降ったら中止なのでひやひや。

先生のお宅には予定より早く到着。朝食を頂いてから日枝神社に行き観光では見ることのない高山祭の一面。

春の高山祭は山王祭のことで日枝神社の例祭。ちなみに秋の高山祭は八幡祭。

日枝神社では地元の町内でそれぞれお役が決まっているようで子供から大人まで参加します。獅子舞も脇で3歳くらいの子が見よう見まねでやっている姿にこの地域の伝統を感じました。

そうこうしていると高山の街中からお囃子の音がしてきました。街中がお祭りです。かつては銀行なども曜日に関係なく高山祭の日はお休みだったとの事。そんな時代に戻ってほしいです。それこそ働き方改革であり地方創生なのでは。

満開の桜と山車の競演。とても素晴らしいです。街を歩いて思ったのはお祭りなのに露店ではなくレストランやお菓子屋さんみんなが自分たちの軒先に即席のお店を出しているのです。露店が並ぶのもいいけれど、自分たちの街のお祭りという感じです。

先生のかつてのお勤め先の2階でからくり奉納を見せて頂きました。こんな特等席に感謝感激。下を見たらこんな感じです。

外国人の多さにびっくり。この日本の文化を守り続けてほしいです。かつて金森長近が治めた安土桃山時代から脈々と受け継がれている文化が400年経った今なお人々を魅了し続けているのです。今回これをすべて案内して下さっている川上先生はなんと金森家に仕えた町年寄のお家柄。世が世ならとんでもないことです(笑)

満開の桜のもと高山祭を堪能した後は先生のご実家の二木酒造にお邪魔して酒蔵見学。

何度も来ている高山でも全く新しい高山を見せて頂けました。やはり観光だけではここまでは見ることができません。ご縁に感謝感謝です。

先生のお宅に戻りお茶事のお稽古。お着物を着せてもらってお正客を仰せつかり貴重な体験。なんて充実した一日なんでしょう。

誰がどう見ても道楽息子。自他ともに認める道楽息子。小学校4年生の頃に授業参観で自分の夢を『遊び人になる』と宣言した僕。

さらなる高みを目指して頑張ります。

 

 

 

 

 

飾花の会 廣誠院

今年から年2回になった飾花の会に行ってきました。場所は京都オークラホテルの隣の廣誠院。

朝一から岐阜でお茶会に出席してそのまま京都に向かってお花のお稽古。なんて優雅な一日なのでしょう。

玄関を通ってお部屋に入ると菊玉の久寿玉が風神雷神図屛風の前に

ダリアにスカビオサなどなど花が素晴らしい笑顔でお出迎え。ハッと息をのむ美しさです。見とれてしまった僕は先生に挨拶をする前に固まってしまいました。
先生に挨拶をして奥を見るとピンクの久寿玉。その中にデルフィニュームの青が色を引き立てています。

レースフラワー、エビデンドロビウム、ダリア、菊、まさに久寿玉。長寿を祝い願う華やかな設えです。

その脇床に杉玉と宝尽くしのぶりぶり香合。ぶりぶりは車輪がついた子供の玩具を表千家家元覚々斎が香合に仕立てたのが始まり。

5月の男の子の節句のお祝いに送る物がいつからかお正月飾りになったみたいです。

ぶりぶり香合も煌びやかなものはよく見かけますがこれは外は素朴で開けると煌びやか。まさに栗崎先生好みです。

床の艶やかなピンクの久寿玉と脇床の素朴な杉玉と香合がまさに詫び寂びといいますか陰陽といいますか。

奥のお茶室に入ると大花延齢草。長寿を願うかのような設え。

そして奥の間には東海南山福寿多 宙宝宗宇の書

『福、東海の如く、寿、これ南山なり。』福は東海(東シナ海)へ流れる水の王に長く永遠に流れ、寿は終南山に生える松の様に老いることはない。そしてこの牡丹のいれてある三重切りの花入れの切り口が〇△▢。

素晴らしいお道具がまさに役者の如く見る人を考え楽しませてくれる空間です。

知れば知るほど引き込まれていく栗崎先生の世界。

この後は楽しいお茶タイム。嘯月の銘を『軒端の月』という焼蕨。

今日も本当に豊かな一日を過ごさせて頂けました。

 

北米クルーズ2

シルバーウィスパーで行く11日間の船旅。最初の寄港地はニューポートという、かのケネディ大統領が結婚式をした街です。アメリカでも有数の富裕層の邸宅がいくつもあり静かで優雅さの漂う街です。

港が小さく大型客船は入港できないので沖からタグボートで寄港しました。

船旅は毎日新しい街に行くので下調べが必要です。朝着いて夕方には出航なので結構忙しいです。

地図をトラベラーズインフォメーションで入手。学生時代のバックパッカーの経験が役立ちます(笑)

ニューポートは降りてもタクシーもいないので浩二さんとともに歩いて海岸線に並ぶ豪邸を見学に行きました。

家のサイズが大きすぎて数軒も見て歩けない距離です。

境界も全く分かりません。富裕層のレベルが違いますね。

豪邸がたくさんありすぎていつの間にか港からとんでもなく離れたところまで歩いてきてしまいました。行きはよいよい帰りは怖い。体力かなり消耗しさすがに70歳の父親を連れて船まで歩かせるのは無理かも。船の出航の時間まではまだ少しあるけど、と思いながら港に向かって歩くいていると、後ろから路線バスが来ました。走ってバス停まで行き無事バスに乗車。初日からひやひやしちゃいました。船に戻って一休み。船旅はまさに動くホテルですね。

のんびり休んだ後は男性組はプールサイドグリルでお肉の塊を堪能しました。

さすがに10月の海は寒かったけど石焼のプレートとお肉が来たら温かくなりました。

一日目からしっかり遊んでます。

クルーズデビュー 1

ついに念願かなってクルーズ旅行にデビューです。今回は15日間という長期休暇で、しかも急遽浩二さんも一緒に行くことになりました。大分のブティックなかしまの真実さん興三さんが『クルーズいいよ〜』と誘って下さったおかげでついにご一緒できることに。

羽田からNYに飛びニューヨークからモントリオールまで11泊の船旅です。いつかお客様たちとご一緒できるようしっかり勉強してきます。

羽田空港で大分チーム18名と合流して総勢20名のクルーズ旅行です。遊び上手な人たちばかりでとっても楽しみです。

JFK空港について入国までは想像以上に時間を要しましたが無事通過。空港からバスで乗船する港まで向かいます。

久しぶりのニューヨーク。活気があり世界の中心という感じでやはり時々は期待街ですね。

すんなりマンハッタンの街もぬけてマンハッタンPIAに到着。ここから今回の船シルバーウィスパーに乗船します。すべてが初めての経験でドキドキしますがワクワクです。何といってもこちらの遊びの親と一緒ですから。

ついに乗船です。

船の中はもうホテルです。フロントからレストランに劇場とまずは探検です。今回のお部屋はベランダスウィート。シルバーシークルーズの船は全室スウィートで船の中は一切クラス分けのない船で、みんな優雅な方たちばかり。

お部屋も30屬らいで十分です。テラスからの眺めも気持ちがいいです。

出航前にみんなで自己紹介。真実さんは遊びの天才。人を喜ばせる楽しさを思いっきり楽しんでいるからみんなが集まってくるのでしょうね。遊びの女神です〜!!

船が出航しました。ハドソン川の軌跡の現場を通っていきます。マンハッタンの摩天楼を望みながらクルーズがはじまります。

急遽行くことになった父親は自由の女神を見て大喜び。父親と息子が二人で旅行なんて人から見たらかなり珍しいようです。母とはヨーロッパ出張でよく一緒しているのですが父親と二人というのは初です。遊びの父親が興三さん、生みの父親が浩二さんという変な語呂合わせにも気が付いてびっくりです。いろんなご縁でここに来れていると思うと感謝感謝です。妻、母、スタッフみんなのおかげで遊び人のドラ息子&ドラ親父が遊ばせて頂けます。

さあクルーズ始まり始まり。

 

 

栗崎昇先生 花教室 

今日は花あしらい最期のレッスン。先生の高齢の為、教室という形では今日が最後。教室に向かう道中ずっと思い出を振り返っていました。

僕が栗崎昇先生の教室に通うようになったのはかれこれ11年前。アンティークジュエリーの菊池マダムに連れていかれたのがきっかけでした。お花を習うことも初めてだし、セレブの世界に行くのもびくびく。何も分からず来た子供って感じでした。そんな僕でもマダムの紹介という事でとっても可愛がって頂いて、お稽古の後はよくご飯に連れて行って頂きました。無口な先生との食事は少しの言葉と沈黙それが僕にとってはとっても居心地のいい時間でした。先生のおしゃべりを聞けるだけでうれしくて、プランタンオーナーの話やスティービーワンダーの話、蜷川幸雄さんにスピルバーグにとすごい人たちが話に出てくるからもういつも『へ〜』しか答えていなかったような気がします。

お花のお稽古では、『花とおしゃべりをしながら活ける。』『お花同士がしゃべっているかのように活ける。』最近何となく先生の言うことがわかってきた気がします。お花と向き合うとお花と自分だけの世界になれるような感じです。

先生のお茶席の設えも大好き。どんなすごいお道具でも栗崎先生にとっては栗崎空間の一部に溶け込んでしまい、空間全部の美しさにお道具の肩書を忘れてしまいます。洋も和もなく、ルールは美しいかどうかとストーリーに合うかどうか。先生の設えにはいつもストーリーがあるように感じました。まるで作家というか演出家というか監督ですね。お道具それぞれが一つのお話の役者さんのようです。

栗崎先生については語りだしたら語り尽くせないですが、いい師匠に出会えることほど人生において素晴らしいことはないと身をもって感じております。

お道具との関係も、決して自分の物ではなく預かりものであるという事を教えて頂きました。僕もいつかそんなお道具を預かれるご縁を頂けたらと精進しております。

思い出の最後はやはり先生の言葉『とかく花のいのちは短い』まさにすべてに通じる僕にとって最高の教えです。

 

とにかく色々頭のなかを駆け巡って教室の門の前まで来ました。

 

中に入ると少しは元気そうな先生とまだまだ元気な真実さん。

面白いツーショット。

今日の花材は秋。ヒペリカム、木苺の紅葉した葉、孔雀草、女郎花、菊、鶏頭、小判草、吾亦紅、手毬草という感じ。

先生のお手本は

秋ですね。枯れ行く花の美しさもいいものですね。

僕のお花はこんな感じ。最後という事もありじっくりお花と向き合いました。本当に素晴らしい時間を頂けて心から感謝をしております。学校の卒業のような気分で門出をしてきました。

次の世代として頑張らねば!!

 

 

京都にふらり

京都に3歳の娘と二人でふらりと行ってきました。京都国立近代博物館で開催されていた

『技を極める』ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸

の最終日に滑り込みです。

初めて乗るかのようなワクワクの3歳児。あっという間に京都。

京都はこの夏一番の猛暑で、なんの準備も対策もしてこなかったのでタクシーで移動をすることにしました。

まずは子供のお腹を膨らませないと、ご機嫌を損ねられてもたまらないので蕎麦の名店『権太呂』で腹ごしらえです。

お腹さえ膨らませれば、もうご機嫌。あとトイレの心配だけ。ということで早速博物館に直行。

もしたくさん並んでいたらどうしようか、などと心配したけれど思いのほかすんなりと入場できました。

まず迎えてくれたのがヴァンクリーフ&アーペルの20世紀前半の作品。

まさに芸術です。アンティークならではの美しさ。ミステリーセッティングと呼ばれる技法を編み出したメゾンならではのこだわりが隅々まで感じられる作品です。

ヴァンクリーフ ET アーペル ってヴァンクリーフさんとアーペルさんご夫婦なんです。お互いにダイヤモンド商と宝石商という凄いカップル。でも彼らの宝石にかける想いが何よりもすごいからこそ、メゾンとして1世紀も超えていられるのだと思います。その想いを感じに行ってきました。

1940年代に発表された作品バレリーナクリップシリーズ。とってもかわいらしくて今にも動き出しそうなジュエリー。見ているだけで幸せでした。ただのジュエリーで終わらないのがメゾンの想いの大きさを表しています。このブログを書くために検索したら、思いもかけぬお話に出会いました。1960年後半に20世紀を代表するアメリカの振付家ジョージ・バラシンがヴァンクリの御曹司とジュエリーに対する思いで意気投合。その末に生まれたのがバレエ『ジュエルズ』。これこそ僕が東京で生まれて初めて見て、忘れもしない衝撃を受けたパリオペラ座バレエ団によるバレエです。まさかこんなところに繋がるなんて。柳宗悦の一説に『知って見るより、見て知れ』ってこういう事なんですね。

アールデコの作品もたくさん出ていて、リゾラで何度も展示会をさせて頂いた菊池宏子さんのコレクションのおかげでとっても親しみのある作品がたくさん出展されていました。バニティーケースだったりラペルウォッチ、ロッククリスタルにエナメル細工などまさに20世紀初頭の技術と豊かさがともにそろった時代です。今のようにマーケティングだのビジネスモデルなど時間やコストのようなものに振り回されない豊かさです。人間らしさ、手作りの良さ、まさに想いですね。それが生活に溶け込んでいるからすごい。

ジュエリーを堪能した後は、娘のご機嫌取りのために鍵善に行ってくずきり!!

3歳にしてグルメなお嬢様。京都がいっぺんに好きになったようです。

もう少し娘に付き合ってもらって何必館という個人美術館に魯山人の作品を見に行ってきました。

魯山人とはまさに美の頑固者。書家であり篆刻家であり、料理人に陶芸家。正に美へのこだわりが何ともすごい。こんな頑固な爺さんにあって見たかったとしみじみと感じさせてくれる美術館でした。

娘と一緒にとっても充実した一日を楽しめました。

 

 

 

飾花の会 京都庭園製作所

今日は京都で飾花の会の遠足に参加してきました。行先は大原にある京都庭園製作所。どんなところかワクワクしながらバス旅行です。朝早く起きてお天気だったので岐阜から鈍行列車で京都まで。ちょうど読んでいた仙冢他阿遼椶垂井や関ケ原などが出てくるシーンで行く道中からタイムスリップ。あっという間に京都に到着。

凄い人の数の中をかき分け、修学旅行の学生に紛れながら無事集合場所に到着。ここまで来たらあとは飾花の会のお世話役の花政さんに付いていくだけ。

1時間ほどするとすっかり山の中。そこにとっても綺麗な日本庭園が

此処が今日の目的地。とっても綺麗にされているこの庭園の入り口に圧倒されます。手入れが大変で日本庭園減っている中こんなに大切に守ってくださっているところがあるというだけでうれしくなります。

もともとは鉄工所のプレハブ小屋というからびっくりです。

 

まずはお昼のお弁当をこれまたプレハブ小屋を改装したお部屋で頂きました。

そのテーブルにはさりげなく栗崎先生が行けた栃葉ニンジンが一輪。

何ともかわいらしいお花です。プレハブに土壁なんて見たことがありません。でもとっても居心地の良い空間になっています。昼食のお弁当を頂き、早速お庭と建物を拝見に。

まずはマムシグサのお出迎え。

この一輪一輪のお花が空間を美しく見せてくれます。クロユリに八角蓮など至る所に先生のお花が潜んでいてくれました。

お茶室に入るとタイサンボクにお軸は竹上下節有の掛物がお待ちかね。

そして寄り付きのお部屋に入ると大きなテーブルに壊れた壺がおいてありました。これだけでもとってもかっこよく、木のテーブルの重厚感に負けない壺。中を覗き込むとシャクヤク。あ〜さすが栗崎先生。この遊び心に魅せられます。

お庭の苔の美しさといい、導線のこだわりが随所に感じられます。でもやっぱり和風はいいですね。

今日はとっても素晴らしいものを見せてもらうことができました。