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京都にふらり

京都に3歳の娘と二人でふらりと行ってきました。京都国立近代博物館で開催されていた

『技を極める』ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸

の最終日に滑り込みです。

初めて乗るかのようなワクワクの3歳児。あっという間に京都。

京都はこの夏一番の猛暑で、なんの準備も対策もしてこなかったのでタクシーで移動をすることにしました。

まずは子供のお腹を膨らませないと、ご機嫌を損ねられてもたまらないので蕎麦の名店『権太呂』で腹ごしらえです。

お腹さえ膨らませれば、もうご機嫌。あとトイレの心配だけ。ということで早速博物館に直行。

もしたくさん並んでいたらどうしようか、などと心配したけれど思いのほかすんなりと入場できました。

まず迎えてくれたのがヴァンクリーフ&アーペルの20世紀前半の作品。

まさに芸術です。アンティークならではの美しさ。ミステリーセッティングと呼ばれる技法を編み出したメゾンならではのこだわりが隅々まで感じられる作品です。

ヴァンクリーフ ET アーペル ってヴァンクリーフさんとアーペルさんご夫婦なんです。お互いにダイヤモンド商と宝石商という凄いカップル。でも彼らの宝石にかける想いが何よりもすごいからこそ、メゾンとして1世紀も超えていられるのだと思います。その想いを感じに行ってきました。

1940年代に発表された作品バレリーナクリップシリーズ。とってもかわいらしくて今にも動き出しそうなジュエリー。見ているだけで幸せでした。ただのジュエリーで終わらないのがメゾンの想いの大きさを表しています。このブログを書くために検索したら、思いもかけぬお話に出会いました。1960年後半に20世紀を代表するアメリカの振付家ジョージ・バラシンがヴァンクリの御曹司とジュエリーに対する思いで意気投合。その末に生まれたのがバレエ『ジュエルズ』。これこそ僕が東京で生まれて初めて見て、忘れもしない衝撃を受けたパリオペラ座バレエ団によるバレエです。まさかこんなところに繋がるなんて。柳宗悦の一説に『知って見るより、見て知れ』ってこういう事なんですね。

アールデコの作品もたくさん出ていて、リゾラで何度も展示会をさせて頂いた菊池宏子さんのコレクションのおかげでとっても親しみのある作品がたくさん出展されていました。バニティーケースだったりラペルウォッチ、ロッククリスタルにエナメル細工などまさに20世紀初頭の技術と豊かさがともにそろった時代です。今のようにマーケティングだのビジネスモデルなど時間やコストのようなものに振り回されない豊かさです。人間らしさ、手作りの良さ、まさに想いですね。それが生活に溶け込んでいるからすごい。

ジュエリーを堪能した後は、娘のご機嫌取りのために鍵善に行ってくずきり!!

3歳にしてグルメなお嬢様。京都がいっぺんに好きになったようです。

もう少し娘に付き合ってもらって何必館という個人美術館に魯山人の作品を見に行ってきました。

魯山人とはまさに美の頑固者。書家であり篆刻家であり、料理人に陶芸家。正に美へのこだわりが何ともすごい。こんな頑固な爺さんにあって見たかったとしみじみと感じさせてくれる美術館でした。

娘と一緒にとっても充実した一日を楽しめました。

 

 

 

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