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ミラノレポート2

時差ぼけの為、朝はどうしても早く起きてしまいます。

まずは郵便局で切手を入手。日本では考えられないほど遅い。でもこの遅さがある意味豊かなのではないかと最近思ってしまう。

2.2€切手を100枚買うのに30分は要するからおもしろい。まず窓口で枚数と金額を注文、切手を探すところから始まり、値段の確認、電卓で計算した後にパソコンに入力。この一連の作業をするのに3回は席を外す。そして代金を払っておつりをもらうのがまた計算に時間がかかる。昨年からクレジットが使えるようになったので少しは改善したけれど本当に笑えるくらい時間がかかる。それでも決して急ごうとはしないイタリア人。当然列はできるのだけれど、おかないなくおしゃべりする。この感覚になれるのには、日本人が一番難しいでしょう。時間の正確さ、迅速さ、周りへの気遣い、を重んじる日本。でも案外イタリア的なのんびりさは豊かさを生むのかとふと思わされます。

切手を買って張るのに1時間もあるといろいろと考えさせてくれます(笑)

 

今回はメンズを中心に開拓をしようと思って来ています。イタリアでは最近『MADE IN ITALY』を売りにするブランドが増えてきているように思います。まずはメンズのDALMINEのショールームに行ってきました。ここも『ロロピアーナのカシミアを使っている』を売りにするブランド。60年くらい続くブランドで僕もお気に入り。ここの梳毛シルクカシミアセーターは最高に気持ちがいいのです。糸を作る段階で短い毛を梳いて、長い毛だけで糸を撚るのでしっかりとした撚りをかけれることにより、糸に艶と滑らかさが出ます。最近は梳毛のカシミアセーターは激減し紡毛ばかり。紡毛のふわっとした感じは温かくていいのですが、僕は梳毛が好き。ショールームで次の秋冬コレクションをチェックしたのですが、ほとんど全てのセーターがウールかウールカシミア。シルクカシミアやカシミア100%はほぼ紡毛でしかもセーターのほとんどに着やすいようにか首にファスナーつき。

『シルクカシミアのworsted(梳毛)のクルーネックのセーターはないの』と聞くと

『すべてファスナーが付いてるよ。実はロシア人はファスナー付きが大好きなの』今はロシアが景気がいいようです。でもカシミアがほとんど無くなっているのと値上がりしている背景には中国の成長があるようです。カシミアの原毛は中国が握っていて今までは輸出していたけれど、自国で使うようになったのです。こうなるといいものを作るより量を作るようになりますから、上質なカシミア100%よりウール混になり、梳毛より紡毛になるわけです。

将来カシミアがビキューナやシャトゥーシュのようなものになる日が来るかもしれません。だからカシミアをお勧めします。

 

結局ロシアと中国に負けて僕は退散。あ〜いいお洋服がどんどんなくなっていくのを肌で感じます。だからこそ僕のようなちょろちょろと動き回る洋服屋に活路があるのかもしれませんね。リゾラに行けばいいカシミアがあるよってね。お洋服探しはまさに連戦連敗です。

気を取り直してモンテナポリオーネにウィンドー&ファッションチェック!!

今にも動き出しそうなウィンドーです。これだけのウィンドーを作ってもお客さんはほとんどいません。多分ウィンドーを見てネットで買うのかな。ブランドの店舗はショールーム化してきています。リゾラはこの大きな流れには乗らずに大きな流れの横にある小さな逆流を目指します。改めて皆様よろしくお願いいたします!!

街を歩くミラネーゼたちはどんな時代になろうともおしゃれ大好き。

街を歩くだけでもたくさん刺激をもらえるミラノです。

明日は車でミラノ郊外にお洋服探しをしてきます。

 

 

 

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