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ミラノレポート4

ミラノ最終日。思いのほか順調に仕事?遊び?をこなし余裕のある朝。

お客様から『ベルトのバックルを探してきて』とかなりピンポイントな依頼のメールが届き、のんびりモードから一転。

こういう難題がコンシェルジュ魂に火をつけます。ネット、知人、などなど情報ネットワークを駆使しても意外と難しい。『ベルトを買ってきて』ではなく『ベルトのバックルを買ってきて』はだいぶ違います。今日は金曜日なので今日中に見つけないとお店が休みでさらに困難になります。ミラノのデザイナーから手芸屋の住所を教えてもらって行ってみると、とっても小さな5坪くらいのお店。レースのリボンから裁ちばさみに針などなど所狭しと置かれています。片言のイタリア語と流暢なボディーラングウェッジでお店のおじいちゃんに聞くといくつか出てきました。ベルト幅があるので選択肢は2つに絞られました。お客さんの顔を思い浮かべながら決断。とりあえず一つゲット。しかしお客様は選ぶ喜びも欲しいだろうと思いさらに、ミラノ在住のデザイナーに聞くとアトリエにあるものなら分けてくれるというので、電車に乗ってアトリエまで。

電車一つ乗るにも要領がわからず戸惑います。自動改札で切符を通そうとしたら切符は全てダメでスイカのようなICカードしか通れない。そこであきらめないのがコンシェルジュ。無人をいいことに扉のない改札を通って電車に乗車。2駅なのでと思っていたらまさかの車掌がチェックに。みんなICカードを渡してチェック。僕はあえて改札を通っていない切符を車掌に見えるように持ってポーカーフェイス。すると僕の隣のお客さんが車掌と何か言い合いに。すかさず僕は路線図を見るふりをして席を立ちその場を交わす。

ミッションインポッシブルのトム・クルーズになった気分でした。

無事デザイナーのアトリエに着くとまたもう一つバックルをゲット。どうもイタリアでは会社の税金番号を持っていないと買えない服飾資材のお店が多いとの事。そうやって業界と価格を守っているんですね。何でもかんでも便利に安くすればいいってものじゃないんですね〜。まずは一つミッション完了。こういうお客さんの『欲しい』からいろいろと経験をさせてもらって僕は育てられているんです。

ミラノの中心部にもどりやっぱりミラノに来たら個々のマロングラッセは外せません。

毎回お決まりの様に『ひとつ試食させて』と。店員さんもさすがに覚えてくれていていつものことの様に一つくれます。もちろんたくさんお買い上げしましたよ(笑)

少し時間ができたので、前から気になっていた免税の返金方法を実験。ヨーロッパでは日本でいう消費税の一部が空港で手続きを行うことで変換されるのですが、買ったお店によっては『CASH ITARY ONLY』となっています。一般にはクレジットカードに返金してもらうようにするのですが、毎回来る人にとってはユーロを現金で返してもらった方がありがたいのです。クレジットに戻されると為替手数料と事務手数料を払ってまた次回行くときに、ユーロを買うのにも銀行で手数料を払うのはとてももったいないからです。免税手続きはEUの最終出国地でされるので僕の場合はパリ経由の為フランスで行います。しかしCASH ITALY ONLYでは現金でもらうことはできないのでこれを何とかできないかというのが今回の実験の目的。

ミラノのドゥオモの横にある百貨店リナシェンテにある免税オフィスに行ってみました。ここはリナシェンテで買ったお買い物を一日分まとめて免税書類を作成してくれるところです。実はここで事前返金ということができるらしく検証に行ってきました。CASH ITARY ONLY と書いてある先日行ったミラノのブティックの免税書類で実験です。パスポートとクレジットカードと免税書類でいとも簡単に。手数料も一切ないのでびっくり。21日以内にEU最終出国の際の税関で処理をしないと返金した分をカードから引き落とすとのことだけどOK!!OK!!ついに長年の悩みがクリアーできました。小さなことだけど(笑)

ヨーロッパ出張の際は必ず芸術鑑賞の時間を作るのですが今回はスカラ座もパリオペラ座も見たい演目がなく、何かないかと思っていたらカラヴァッジョの垂れ幕を発見。次のアポまで45分あるので迷わず入館。

カラヴァッジョという名前は知っているけど詳しくはよく知らない。バロック時代の画家。とりあえずミーハーで見てきました。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ 『聖ウルスラの殉教』  ほ〜 へ〜 です。

宗教画は無知の僕には敷居が高いのですが魅せられるものがあります。フランダースの犬で最後に出てくるルーベンスの絵もありました。こちらは何故か撮影禁止だったので遠くからこっそり。でもすごい躍動感がありました。馬の目が生きているようでした。

芸術鑑賞を終えて急いで次のお仕事に。

次の秋冬のカシミアの発注です。最近は中国の影響もありカシミアが高くなっていてブランドはみんなウールを使わないと価格が合わないためウールの商品が増えています。でもやはりカシミアはカシミアです。しかもONE'Sはロロピアーナのカシミアを使い、シルクカシミアはカリアッジとこだわっています。ジョバンニも相変わらず頑固です。僕の発注はとにかく明るい色。今回は赤系をメインに発注しました。これは街を歩いて感じた色が今回は赤だったからという思い付きだけで決めています。

ベージュと組み合わせても、グレーや黒と合わせてもいい感じ。ネイビーだってもちろうOK

ジョバンニとの仕事はもう慣れたもので仕事もスムーズに片付きました。

とりあえず今回のミラノはこれでおしまい。最後はやっぱりアラコリーナピストイーゼ!!

もちろんコトレッタミラネーゼ!!明日からパリです!!

 

 

 

 

 

ミラノレポート3

今日はレンタカーで郊外にドライブに出かけます。レンタカーを運転するようになってまた世界が広がっています。

今回の相棒はアルファロメオのジュリア!!イタリアでイタ車を乗り回す日が来るなんて!!感激です。

ミラノは連日の小雨と霧で視界が悪くいつも以上に緊張します。こんなの初めて!!

リナーテ空港を出発しA51号線からA4号線に乗ってA8と高速を乗り継いでいきます。4回目くらいにはなったかと思うけどやっぱり道を間違えてしまいました。カーナビもついていても日本のようにはいきません。それでも何とか正しい道に戻ると今度は渋滞。

道路に発炎筒がまかれている事故現場を通過。僕の方が緊張しました。

何とか無事目的地に着き一仕事。タクシーで行けなくもないけどあえて運転に挑戦しています。

行きつけのレストランサンジョバンニでランチ。安くて美味しいお気に入りのお店です。

ここからさらに車を走らせてカシミアの聖地ボルゴセージアに行きます。さすがに田舎道は車がいないので気持ちよく走れます。時速140キロでゆっくりという感じです。自分で運転することでちょっとイタリアに近づけた気がします。何気ない事ですし、リスクもあるのですが、文化を感じるにはやはりその土地の生活を自分の肌で感じることが大切なのかと思います。街を歩いたり、ブランドの本社に行くのもやはり企業文化を感じるためなのです。ミラノで買うことだってできるのにわざわざ本社に行くのはブランドの哲学を感じたいからなのです。そして皆様にお伝えしたいからなのです。

一日ドライブでへとへとです。でも皆様に喜んで頂けるよう動き回っております!!

ミラノに帰って一休みしてから夜のウィンドーショッピング。

これができるからミラノはファッションの街なんですね。

 

 

ミラノレポート2

時差ぼけの為、朝はどうしても早く起きてしまいます。

まずは郵便局で切手を入手。日本では考えられないほど遅い。でもこの遅さがある意味豊かなのではないかと最近思ってしまう。

2.2€切手を100枚買うのに30分は要するからおもしろい。まず窓口で枚数と金額を注文、切手を探すところから始まり、値段の確認、電卓で計算した後にパソコンに入力。この一連の作業をするのに3回は席を外す。そして代金を払っておつりをもらうのがまた計算に時間がかかる。昨年からクレジットが使えるようになったので少しは改善したけれど本当に笑えるくらい時間がかかる。それでも決して急ごうとはしないイタリア人。当然列はできるのだけれど、おかないなくおしゃべりする。この感覚になれるのには、日本人が一番難しいでしょう。時間の正確さ、迅速さ、周りへの気遣い、を重んじる日本。でも案外イタリア的なのんびりさは豊かさを生むのかとふと思わされます。

切手を買って張るのに1時間もあるといろいろと考えさせてくれます(笑)

 

今回はメンズを中心に開拓をしようと思って来ています。イタリアでは最近『MADE IN ITALY』を売りにするブランドが増えてきているように思います。まずはメンズのDALMINEのショールームに行ってきました。ここも『ロロピアーナのカシミアを使っている』を売りにするブランド。60年くらい続くブランドで僕もお気に入り。ここの梳毛シルクカシミアセーターは最高に気持ちがいいのです。糸を作る段階で短い毛を梳いて、長い毛だけで糸を撚るのでしっかりとした撚りをかけれることにより、糸に艶と滑らかさが出ます。最近は梳毛のカシミアセーターは激減し紡毛ばかり。紡毛のふわっとした感じは温かくていいのですが、僕は梳毛が好き。ショールームで次の秋冬コレクションをチェックしたのですが、ほとんど全てのセーターがウールかウールカシミア。シルクカシミアやカシミア100%はほぼ紡毛でしかもセーターのほとんどに着やすいようにか首にファスナーつき。

『シルクカシミアのworsted(梳毛)のクルーネックのセーターはないの』と聞くと

『すべてファスナーが付いてるよ。実はロシア人はファスナー付きが大好きなの』今はロシアが景気がいいようです。でもカシミアがほとんど無くなっているのと値上がりしている背景には中国の成長があるようです。カシミアの原毛は中国が握っていて今までは輸出していたけれど、自国で使うようになったのです。こうなるといいものを作るより量を作るようになりますから、上質なカシミア100%よりウール混になり、梳毛より紡毛になるわけです。

将来カシミアがビキューナやシャトゥーシュのようなものになる日が来るかもしれません。だからカシミアをお勧めします。

 

結局ロシアと中国に負けて僕は退散。あ〜いいお洋服がどんどんなくなっていくのを肌で感じます。だからこそ僕のようなちょろちょろと動き回る洋服屋に活路があるのかもしれませんね。リゾラに行けばいいカシミアがあるよってね。お洋服探しはまさに連戦連敗です。

気を取り直してモンテナポリオーネにウィンドー&ファッションチェック!!

今にも動き出しそうなウィンドーです。これだけのウィンドーを作ってもお客さんはほとんどいません。多分ウィンドーを見てネットで買うのかな。ブランドの店舗はショールーム化してきています。リゾラはこの大きな流れには乗らずに大きな流れの横にある小さな逆流を目指します。改めて皆様よろしくお願いいたします!!

街を歩くミラネーゼたちはどんな時代になろうともおしゃれ大好き。

街を歩くだけでもたくさん刺激をもらえるミラノです。

明日は車でミラノ郊外にお洋服探しをしてきます。

 

 

 

ミラノレポート 1

今年はいつもより早い時期にヨーロッパ出張。パリは連日の雨でセーヌ川は氾濫しそうとのことですが

とりあえずパリ経由でミラノに無事到着。パリからの便が少し遅れてホテルに20:40に着いて荷物を預けて

すぐにYOSHI FUNABASHI夫妻とお食事に行ってきました。

到着してすぐ予定を入れるなんて、僕も慣れたものだな〜と自分でも感心してます。

オープンして1年足らずのシケライア。ギリシャ語でイチジクとオリーブオイルという意味のお店です。

とってもおしゃれでお料理も繊細な味でとっても美味しいイタリアン。

パスタも松の実にレーズンに絶妙なハーモニー。ちょっとおしゃれをしたくなる感じです。

芳さんとは毎回お洋服や茶道、禅、芸術の話と話が尽きない楽しい時間です。

ミラノに来てホッとする時間を楽しませていただきました。

明日からミラノレポートこうご期待!!

北米クルーズ2

シルバーウィスパーで行く11日間の船旅。最初の寄港地はニューポートという、かのケネディ大統領が結婚式をした街です。アメリカでも有数の富裕層の邸宅がいくつもあり静かで優雅さの漂う街です。

港が小さく大型客船は入港できないので沖からタグボートで寄港しました。

船旅は毎日新しい街に行くので下調べが必要です。朝着いて夕方には出航なので結構忙しいです。

地図をトラベラーズインフォメーションで入手。学生時代のバックパッカーの経験が役立ちます(笑)

ニューポートは降りてもタクシーもいないので浩二さんとともに歩いて海岸線に並ぶ豪邸を見学に行きました。

家のサイズが大きすぎて数軒も見て歩けない距離です。

境界も全く分かりません。富裕層のレベルが違いますね。

豪邸がたくさんありすぎていつの間にか港からとんでもなく離れたところまで歩いてきてしまいました。行きはよいよい帰りは怖い。体力かなり消耗しさすがに70歳の父親を連れて船まで歩かせるのは無理かも。船の出航の時間まではまだ少しあるけど、と思いながら港に向かって歩くいていると、後ろから路線バスが来ました。走ってバス停まで行き無事バスに乗車。初日からひやひやしちゃいました。船に戻って一休み。船旅はまさに動くホテルですね。

のんびり休んだ後は男性組はプールサイドグリルでお肉の塊を堪能しました。

さすがに10月の海は寒かったけど石焼のプレートとお肉が来たら温かくなりました。

一日目からしっかり遊んでます。