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la casa di M

ヨーロッパ以来のブログ更新です。

3月に2年がかりで構想を練ったサロンが出来上がりました。やっとブログでご紹介させて頂きます。

名前は『la casa di M』です。

みんなのM

モードのM

この場所の前身である丸高のM

いろんな思いがこもったMの家です。デザインは東京のリッツカールトンのパッケージデザインなどをされたルーツの和田了さんにお願いいたしました。

まだまだ駆け出しのメンバーですが、このサロンを社員、お客様、メーカー様、ご近所様などなどリゾラを支えて下さっている方々に楽しんで頂けるようにいろいろな形に使えるよう作り上げていきたいと思っております。展示会、パーティー、講演会、ファッションショーなどいろんなイベントに挑戦していきます。そして、何より文化を楽しんで頂けるような場所にしていきます。

かつてサンモトヤマの茂登山長一郎さんがファッションを戦後の日本に持ち込まれた時にモノだけじゃなく文化も届けなくてはいけないと考えられたそうです。僕もその志を継げたらと思っております。

杮落しイベントとしてミラノでご活躍しているYoshi Funabashiの秋冬コレクションの展示会をさせて頂きました。普段は商品が陳列されていないのでイベントの時はまるでそのブランドのお店ができたみたいです。

デザイナーのお店みたいでとってもかっこがよくなりました。スタッフとも話す時間と場所ができてこれからいろいろ生まれてくる予感がします。

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

パリレポート6

パリは小雨交じりのお天気。日曜日なのでお店はほとんどお休み。でもマクロン政策のおかげで百貨店は営業時間を短くしての営業。法律で日曜営業を規制してるなんて信じられないけどでも大事なことかもしれない。日本は24時間営業がたくさんあるけどそれは本当にいいことなのかと。そこまで便利じゃなくていいのに。

日曜の朝はまずはチーズ屋さんに。食料品関係は日曜営業もちらほらあるんです。地下鉄を乗り継ぎ最寄駅から徒歩10分。途中に立派な教会を発見。ミサでもやってるかなと思い教徒でもないけど行ってみました。

ちょうど讃美歌を歌っていてとってもおごそかで温かい空気が漂っていました。端っこの席に座りちょっとのんびり。日曜の朝にこうやって歩みを止める時間はとても気持ちがいいものです。神父さんの言葉は全く分からないけど、みんなお互いに握手をし始めて僕も周りの人と握手。見ず知らずの人たちと握手するなんてと思うけど、なんだかこの人間らしさがいいですね。ぬくもりを感じる落ち着きというかなんというか。一休みして人と向き合う時間も豊かです。

寄り道でまたおもしろい体験をさせて頂けました。

お目当てのチーズ屋さん。フランスでチーズを買って外れたことはないけど、中でもQuatre Hommeはお気に入り。ロックフォール、コンテ2年熟成、トリュフ入りペコリーノ、モンドールとお気に入りを買いあさり。日本では買えない代物ばかり。お洋服は買えてもこれは買えないのだ〜(笑)一度食べたらやめられないですよ。

チーズの後は昨年末にオープンしたサンローラン美術館に行ってきました。今回の目的の一つでもあります。

もう行列!!並ぶこと30分で中に入れました。クリスチャンディオールに見いだされ、クリスチャンディオールをささえ若くして独立。クチュール学校に入ってデザインコンテストで最優秀賞。その縫製を担当したのがジバンシーでその時の毛皮部門の受賞者がカールラガーフェルドなんてすごい時代なんだろう。モードの帝王サンローランとモードの皇帝ラガーフェルドが同級生。

まずは入り口でサンローランがお出迎え。

中に入るとまばゆいくらいの美しいドレスが所狭しと飾ってありました。

50年近くも前の服でも衰えない輝き。これぞディオールに『彼に認められたい』と言わせた天才サンローラン。しかし彼の人生を見ると決してバラ色ではない。戦争で精神を病みそれ以降薬を離せない体に。そんな状態でもお洋服を作り、人気が出れば出るほど苦しくなっていく。天才ゆえのプレッシャーもすごかったようです。芸術家はやはり極度の繊細さをもっているのですね。

それにしても美しい時代の様に思います。作る人、作らせる人、着る人、認める人、それぞれの立場の人たちがみんな感性豊かな人たちだったからこそこういうお洋服が生まれてきたんでしょうね。

サンローランでお腹いっぱいになった後はシャンゼリゼに。

今日は月に一度のシャンゼリゼ歩行者天国。ただ、屋台が出るわけでもなく想像したほど騒がしくはなかったけどシャンゼリゼを凱旋門を見て歩くのもいいものでした。

そのあとはベルト工房に再度行ってベルトのデザインの相談に。昨日ふらっと行ったベルト工房が、調べたら老舗も老舗でフランスでも指折りの工房と知りまた行きたくなっちゃいました。いろいろその道ってものがあるんですね。

折角の日曜なのでもう一つ美術館をと思いピカソ美術館に行ったら長蛇の列。今日は無料開放の日だったのですごいことになっていてあきらめてスーツケース問題の処理にあたることにしました。

先日壊れたスーツケースをエールフランスと交渉していたのだけれど、時間ももったいないので新しいのを買って領収書だけをエールフランスに転送。まあなきゃ困るし買い替え時ってことで

新旧交代です。あー忙しい日曜日でした。最期の晩餐はパークハイアットで豪勢にと思っていったのですが

営業時間までまだ1時間あるということで結局ラウンジで軽食に。こちらのご縁はなかったようです。

さて明日は日本に帰国します。

 

 

 

 

 

パリレポート5

午前中の便でミラノを飛び立ちパリに!!毎回荷物の重量制限に悩まされているのですが、今回はあえて事前にスーツケース2個申請。余裕かと思いきやスーツケース一つが22.9キロ。もう一つは10キロと結果的には機内に持ち込めたのですが、まあ気持ちの安心代でした。

あっという間のフライトでパリに到着。今日は土曜日なので明日と月曜はお店が休みだったりするから午後にめいいっぱい買い付けに行かねばと気持ちは焦っていました。一つ目のスーツケースがベルトコンベアーから出てきて持ち上げて下に置いた瞬間バタ〜ンと大きな音を立てて倒れた瞬間『タイヤが壊れてるな』と思い見てみるとやはり

急いでいるときに限ってトラブル発生。でもなぜかトラブルが起きるとワクワクしてしまう僕の性格。エールフランスのサービスカウンターに行くとすぐに書類を制作。修理カウンターに行けと言われ行くとフランス語しかできない中東系のお兄ちゃんしかいない。見せると案の定『ここでは直せない』さて交渉が長くなるだろうなと予想しながらもとりあえず時間がないのでエールフランスにはメールでやり取りをすることにしてパリのホテルに。チェックインをして荷物を預けまずはスクリーブ詣で

クロックマダムを頂いて急いで問屋街に。

地下鉄もお手の物。地図も見ないで何となくこっちの方じゃなかったかと歩けるくらい。それでもお店がどんどん変化しているパリ。職人の高齢化も世界共通。小雨が降り足元が悪いのでどうしても時間がかかってしまいます。お店を見て、歩く人も見て、足元も見てと想像以上に神経が敏感になっています。でも面白いものでお客様から『探してきて』と言われると、今まで通っていた道のお店でも発見がたくさんあります。今回は『ベルトのバックル』。もう見つけたからいいのにとは思うけど、また新しい店を見つけちゃうんですね。人の意識って本当に面白いです。見ようと思っていないと見えないということがすごくわかります。同じ道を歩いても意識している人と意識していない人では全く違う見え方をしているんです。昨年ボストンに行ったときに付いて頂いたガイドさんとボストンの知人がしゃべっていた時、知人が『日本から来た母を連れて市内観光に行ったのにこんなところ見なかった〜』するとガイドさんは『それは何もシナイ観光』。意味の深いジョークに僕は感動していました。

いつも歩いているところにベルト工房があったのです。行ってみるとまさに職人のお店。フランスのその道では知れた職人だったと後からわかりご縁という力に驚かされました。意識ってすごい。

さらにパリの雑貨屋巡りを続けます。パリの雑貨屋も中国系が実に増えてきました。最近は中国系も丁寧に作るしまじめなお店もあるのでちゃんとチェックします。通りを歩く人たちも見逃しません。すかさずパシャリ。

靴もずぶぬれですがひたすら歩きます。いくつか仕事を終えたので気になっていたセーヌ川をチェック。すかさず通行人もチェック。こんな落ち着きない僕はどんな風に見えているのか心配です。

セーヌ川も氾濫するんだと改めて自然の力に降参。

今度子供のお洋服探し。子供の服はサイズがありすぎて本当に困ります。全く分からない。だから自分の家の子供のサイズばかりを仕入れてしまいます。でもかわいいです。とっても。気が付くともう夜の19時。次はラファイエットの食品売り場に行って自分の食べる食材と珍しいバターなどなどを急いでゲット。ホテルに一旦置きに帰り、夕食に。

今から入れるところはやっぱりシェ・レオン。ムール貝のココットでお腹いっぱい。

なんのしゃれっ気もないですが、美味しいのでつい来たくなるお店です。

ホテルへの帰り道ふと振り返るとオペラガルニエ。パリっていいですね。

パリは一日にしてならずです。

今回もお宿は僕の最近お気に入りのRayz Private Suites!!

 

 

 

 

 

ミラノレポート4

ミラノ最終日。思いのほか順調に仕事?遊び?をこなし余裕のある朝。

お客様から『ベルトのバックルを探してきて』とかなりピンポイントな依頼のメールが届き、のんびりモードから一転。

こういう難題がコンシェルジュ魂に火をつけます。ネット、知人、などなど情報ネットワークを駆使しても意外と難しい。『ベルトを買ってきて』ではなく『ベルトのバックルを買ってきて』はだいぶ違います。今日は金曜日なので今日中に見つけないとお店が休みでさらに困難になります。ミラノのデザイナーから手芸屋の住所を教えてもらって行ってみると、とっても小さな5坪くらいのお店。レースのリボンから裁ちばさみに針などなど所狭しと置かれています。片言のイタリア語と流暢なボディーラングウェッジでお店のおじいちゃんに聞くといくつか出てきました。ベルト幅があるので選択肢は2つに絞られました。お客さんの顔を思い浮かべながら決断。とりあえず一つゲット。しかしお客様は選ぶ喜びも欲しいだろうと思いさらに、ミラノ在住のデザイナーに聞くとアトリエにあるものなら分けてくれるというので、電車に乗ってアトリエまで。

電車一つ乗るにも要領がわからず戸惑います。自動改札で切符を通そうとしたら切符は全てダメでスイカのようなICカードしか通れない。そこであきらめないのがコンシェルジュ。無人をいいことに扉のない改札を通って電車に乗車。2駅なのでと思っていたらまさかの車掌がチェックに。みんなICカードを渡してチェック。僕はあえて改札を通っていない切符を車掌に見えるように持ってポーカーフェイス。すると僕の隣のお客さんが車掌と何か言い合いに。すかさず僕は路線図を見るふりをして席を立ちその場を交わす。

ミッションインポッシブルのトム・クルーズになった気分でした。

無事デザイナーのアトリエに着くとまたもう一つバックルをゲット。どうもイタリアでは会社の税金番号を持っていないと買えない服飾資材のお店が多いとの事。そうやって業界と価格を守っているんですね。何でもかんでも便利に安くすればいいってものじゃないんですね〜。まずは一つミッション完了。こういうお客さんの『欲しい』からいろいろと経験をさせてもらって僕は育てられているんです。

ミラノの中心部にもどりやっぱりミラノに来たら個々のマロングラッセは外せません。

毎回お決まりの様に『ひとつ試食させて』と。店員さんもさすがに覚えてくれていていつものことの様に一つくれます。もちろんたくさんお買い上げしましたよ(笑)

少し時間ができたので、前から気になっていた免税の返金方法を実験。ヨーロッパでは日本でいう消費税の一部が空港で手続きを行うことで変換されるのですが、買ったお店によっては『CASH ITARY ONLY』となっています。一般にはクレジットカードに返金してもらうようにするのですが、毎回来る人にとってはユーロを現金で返してもらった方がありがたいのです。クレジットに戻されると為替手数料と事務手数料を払ってまた次回行くときに、ユーロを買うのにも銀行で手数料を払うのはとてももったいないからです。免税手続きはEUの最終出国地でされるので僕の場合はパリ経由の為フランスで行います。しかしCASH ITALY ONLYでは現金でもらうことはできないのでこれを何とかできないかというのが今回の実験の目的。

ミラノのドゥオモの横にある百貨店リナシェンテにある免税オフィスに行ってみました。ここはリナシェンテで買ったお買い物を一日分まとめて免税書類を作成してくれるところです。実はここで事前返金ということができるらしく検証に行ってきました。CASH ITARY ONLY と書いてある先日行ったミラノのブティックの免税書類で実験です。パスポートとクレジットカードと免税書類でいとも簡単に。手数料も一切ないのでびっくり。21日以内にEU最終出国の際の税関で処理をしないと返金した分をカードから引き落とすとのことだけどOK!!OK!!ついに長年の悩みがクリアーできました。小さなことだけど(笑)

ヨーロッパ出張の際は必ず芸術鑑賞の時間を作るのですが今回はスカラ座もパリオペラ座も見たい演目がなく、何かないかと思っていたらカラヴァッジョの垂れ幕を発見。次のアポまで45分あるので迷わず入館。

カラヴァッジョという名前は知っているけど詳しくはよく知らない。バロック時代の画家。とりあえずミーハーで見てきました。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ 『聖ウルスラの殉教』  ほ〜 へ〜 です。

宗教画は無知の僕には敷居が高いのですが魅せられるものがあります。フランダースの犬で最後に出てくるルーベンスの絵もありました。こちらは何故か撮影禁止だったので遠くからこっそり。でもすごい躍動感がありました。馬の目が生きているようでした。

芸術鑑賞を終えて急いで次のお仕事に。

次の秋冬のカシミアの発注です。最近は中国の影響もありカシミアが高くなっていてブランドはみんなウールを使わないと価格が合わないためウールの商品が増えています。でもやはりカシミアはカシミアです。しかもONE'Sはロロピアーナのカシミアを使い、シルクカシミアはカリアッジとこだわっています。ジョバンニも相変わらず頑固です。僕の発注はとにかく明るい色。今回は赤系をメインに発注しました。これは街を歩いて感じた色が今回は赤だったからという思い付きだけで決めています。

ベージュと組み合わせても、グレーや黒と合わせてもいい感じ。ネイビーだってもちろうOK

ジョバンニとの仕事はもう慣れたもので仕事もスムーズに片付きました。

とりあえず今回のミラノはこれでおしまい。最後はやっぱりアラコリーナピストイーゼ!!

もちろんコトレッタミラネーゼ!!明日からパリです!!

 

 

 

 

 

ミラノレポート3

今日はレンタカーで郊外にドライブに出かけます。レンタカーを運転するようになってまた世界が広がっています。

今回の相棒はアルファロメオのジュリア!!イタリアでイタ車を乗り回す日が来るなんて!!感激です。

ミラノは連日の小雨と霧で視界が悪くいつも以上に緊張します。こんなの初めて!!

リナーテ空港を出発しA51号線からA4号線に乗ってA8と高速を乗り継いでいきます。4回目くらいにはなったかと思うけどやっぱり道を間違えてしまいました。カーナビもついていても日本のようにはいきません。それでも何とか正しい道に戻ると今度は渋滞。

道路に発炎筒がまかれている事故現場を通過。僕の方が緊張しました。

何とか無事目的地に着き一仕事。タクシーで行けなくもないけどあえて運転に挑戦しています。

行きつけのレストランサンジョバンニでランチ。安くて美味しいお気に入りのお店です。

ここからさらに車を走らせてカシミアの聖地ボルゴセージアに行きます。さすがに田舎道は車がいないので気持ちよく走れます。時速140キロでゆっくりという感じです。自分で運転することでちょっとイタリアに近づけた気がします。何気ない事ですし、リスクもあるのですが、文化を感じるにはやはりその土地の生活を自分の肌で感じることが大切なのかと思います。街を歩いたり、ブランドの本社に行くのもやはり企業文化を感じるためなのです。ミラノで買うことだってできるのにわざわざ本社に行くのはブランドの哲学を感じたいからなのです。そして皆様にお伝えしたいからなのです。

一日ドライブでへとへとです。でも皆様に喜んで頂けるよう動き回っております!!

ミラノに帰って一休みしてから夜のウィンドーショッピング。

これができるからミラノはファッションの街なんですね。